繊細息子と繊細母の中学受験〜3年間の記録〜

繊細気質な息子と、同じく繊細気質な母の中学受験記録です。

通塾したものの、母のモヤモヤが止まらない、、

小4の9月から近所の大手塾に通い出した息子。

息子は繊細な気質があるのですが、新天地に馴染むのはなぜか割と早いのです。

新しい塾も、元々の学校の友達もいたりして、割と早くに馴染みました。

 

しかし、塾ってやっぱり拘束時間が長いですよね。

当時の息子の塾は終了時間が20時半でした。

いつもなら寝ている時間💦

帰宅してご飯食べてお風呂に入って、少し休憩したらあっという間に22時前。

うーーーん、寝るのが遅くなってしまう、と母は思いながらも、本人が頑張ると言っているから、応援するしかない。

 

そして、肝心の成績は塾に通ったからといってすぐに上がるわけではないのですよね。

 

入塾の際には、すぐに上がれると思いますよ、と言われていたのに、

1ヶ月経っても2ヶ月経っても泣かず飛ばすです。

 

当時の成績は、入塾後3ヶ月時点(小4 の12月)で、4科目で偏差値40ありませんでした。

宿題もしているし、真面目に取り組んでいるのに成績が上がらない、、

 

Z会の際と同じ感想なのですが、とにかく息子にとって難易度が高いのです。

 

授業を3時間座って聞いていても、ほとんどが頭の上を通りすぎているだけなのではないかな、と感じました。

 

息子に授業が全然響いていない事を感じていました。

もちろん、塾の先生には勉強方法等相談していたのですが、イマイチ的を得た回答を得られず。

 

基礎が全く身についていないため、授業を聞いても自分がどこが分からないのかも分からない、という状態だったのだと今は思うのですが、当時はどこをどう改善したら良いのか、私も分からない状態でした。

 

ひとまず、塾の先生に相談をして、宿題の量を減らし、その代わり基本を定着させるために、基本問題のテキストをコピーして何度も解いてもらう、という方法をとっていました。

 

息子は頑張っていましたが、母としては、

これからますます拘束時間が長くなるであろう塾にこのまま通い続けられるのか、

拘束時間に見合った成果が得られるのだろうか、

塾の先生がコロコロ変わるけれど、息子の成績や問題点を把握してくれているのだろうか(面談の際は、把握していなかった)等なんだかモヤモヤした日々を過ごしていました。

 

 

 

 

 

 

自宅学習半年で、通塾に切り替え

小三の二月から、Z会で受験勉強を始めた息子(と私)ですが、小四の9月に近所の大手塾に通塾をする事になりました。

 

今回は、通塾のきっかけとその時の成績について書いていきたいと思います。

 

Z会での勉強は難易度が高い、親子バトルが度々勃発など問題もありながら何とか、小4の1学期は継続する事ができました。

 

問題は夏休みでした。

 

夏休み、放っておいたら遊んでばかりになってしまうので、勉強の予定をもちろん立てました。

 

基本は「通常のZ会(朝1時間)+午後1時から3時は母と国語と算数を市販の教材を用いて取り組む」。

母との午後の勉強は毎日じゃなく、夏期講習的にできればいいかなと思って、具体的にプランを考えていました。

 

息子とも話し合って、それで頑張ろう!エイエイオーと二人で気合いを入れていたのですが、、

 

いざ始まってみると、何だかうまくいかないんですよね。

息子が勉強をやらないわけではないのです。

ただ、母が思うようにやってくれないのです、、

↑こう書くとひどい母親と思うのですが、正直な気持ちです、、

 

横に座って勉強してはいるのですが、早く終わらせて遊びに行きたいという心が見え見えで、とにかく早く早くと勉強がおまけなような毎日なのです。

 

だんだん、もっと集中して、もっと身を入れて、と抽象的なお説教が増えてきてしまい、息子としては、「スケジュール通りやってるじゃん」となるわけで、、

 

お互い、ストレスが溜まるばかりでやっぱりこれじゃあダメだなという事で通塾を決めました。

 

そこで、入塾テストなるものを受けに行ったわけです。

 

実は、ここの塾の入塾テストは以前に一度受けた事がありました。

なぜ1度受けたのか、記憶がないのですが(え、、)、1回目よりは点数、偏差値ともに上がっており、Z会の日々が無駄じゃなかった、と安堵した覚えがあります。

 

点数が上がったとはいえ、一番下のクラスからのスタートでした。

担当の先生曰く「すぐ、上のクラスに上がれると思いますよ」との事で、ひとまずその塾でそのクラスで頑張ってみる事になりました。

 

 

どういう中学受験を目指すのか??

さて、我が家が中学受験をするにあたり、どのような受験を目指したのか、書いていきたいと思います。

 

ズバリ「最小限の労力で最大限の結果を得たい」と思いました。

 

って当たり前ですよね。。

そんなの、皆さんそうですよね。

 

まず、「最小限の労力」とは、努力しないという事ではなく、受験が終わった後に、クタクタのヘロヘロに子供が疲れきってしまい、伸び切ったゴムのようだと困るなと思ったのです。元気にハツラツと受験を終えたいと思いました。

 

だって、中学受験は通過点だから。

 

「最小限の労力」という言い方ですと、語弊があるかもしれませんが、息子が心身共に元気でいられる睡眠時間、勉強時間で受験勉強を回していきたいと思いました。

 

ですので、息子は、受験が終了する日まで毎晩9時に(早い日は8時半)に寝ていました。

 

小学生にとって、睡眠時間より大切なものって無いと思っています。

 

我が息子は特に、夜への恐怖心もあるのか、夜に勉強する、という事が苦手なようでしたので、早く寝るという事は、息子にとって心身の安定に欠かせない物でした。

 

そして、「最大限の結果」というのは、偏差値の高い学校に行かせたいという事ではないのです。

 

我が息子は学校や集団行動があまり好きではないのです。

 

そんな息子がのびのびと元気に過ごせそうな学校を偏差値に関係なく探しました。

 

学校選びはとっても難しかったですが、自分達で選んだ学校のどこかに入れれば大成功だと考えましt。

 

つまり、「たくさん寝て元気に勉強して、自分で選んだ中で届く範囲の学校に行ければいいんだ」というのが我が家の受験の軸となりました。

 

この軸は、結局大きくはぶれなかったです。

もちろんブレブレになる日もありました。(みんなはもっと遅くまで勉強しているのに、こんなに早く寝てていいのだろうか、、とか。)

 

長い長い受験生活なので、家庭の中で、どういう受験を目指すのか、という事が決まると少し心が楽になる気がします。

自宅受験勉強の最大の問題は親子バトル!?

小三の二月から、Z会の中学受験講座で受験勉強を始めた息子ですが、前の記事にも書いたように、Z会の難易度に、一人では全然太刀打ちできません。

 

必然的に毎朝、私が横に座って一緒に勉強を教えていたのですが、これが毎朝毎朝バトルになるのです、、。

 

息子なりに朝起きて頑張っていたと、今なら分かるのですが、「何でこんなのがわからないの!」「だーかーらー、ここにも書いてあるでしょ!!」とすぐ感情的になってしまう母、、

 

我が息子は、メンタルが強くないのです。

 

朝から、母からガミガミギャーギャー怒られて、学校にも行きたくなくなりますよね。

私も毎朝、反省してこれじゃいかんと思うのです。

 

お互い消耗するばかりで、どうにかしなければと考えました。

 

そこで、中学受験の心得、親の在り方、などが書いてある本をとにかく片っ端から読みました。

 

育児において、私は壁にぶつかるたびに本を読み漁ります。

ネットの情報も良いのですが、やはり色々な本を読むと、自分の中に腹落ちする言葉に出会えるのです。

 

私が、この時期から読み始めて、その後もことあるごとに読み続けた本を紹介します。

 

↑これは、本当に良書でした。泣けます。

 

 

↑言わずもがなな佐藤ママと安浪京子先生の本です。

 

 

 

 

この辺りの本を読むことで、自分の中で「どういう中学受験を目指すのか」という核が定まった気がします。

 

十人十色の性格の子供と親がいる中で、自分の家庭が、どのような中学受験を目指すのかを明確にする事はとても大切だと思います。

次の記事で、我が家の中学受験の方針について書いていきたいと思います。

るんるんで始めた受験勉強、、

小三の二月、Z会の教材が届き、受験勉強のスタートです。

 

まず、我が家の方針として、夜、子供たち(私も)が寝る時間が早いです。

小三の頃は8時にはお布団に入って就寝していました。

そして、早起きです。

朝6時前には、毎日むっくりと息子だけで起床しています。

こんな生活リズムなので、夜にがっつり勉強するのは向かないなぁと考えていました。

なので、我が家の受験勉強は朝6時から7時まで母と息子でZ会のテキストを一緒に進めるところから始まりました。

 

最初の数日は、「受験勉強」という大人な?響きが嬉しかったのか、毎晩「明日も受験勉強があるので、お休みさせていただきます!」とるんるんで床に就いていました。

 

始めの数日は、、

 

いや、Z会の中学受験用のテキストって難しいんですよ!

というか、中学受験の勉強がそもそも異次元に難しいんですが、今まで学校の勉強しかしてこなかった身からしたら、ヒーヒー言う難しさですよね。

私も、横で毎朝一緒に勉強を見ていたわけですが、毎朝「うちの子、箸にも棒にも引っかからないのでは、、」と息子のおバカさにゲンナリする毎日でした。

以前の記事にも書きましたが、私は中学受験敗北した派です。

塾のクラスも万年下のクラスでした。

普通に考えて、私の遺伝子が遺伝していたら、そんなに賢い訳ないんですよね、、でも、自分の子だと期待しちゃうんですよね、、

日に日に、朝勉強に疲れていく息子と、息子の理解力のなさにイライラする母との最悪な日々の始まりでした。

 

ただ、息子は、この朝勉を結局受験終了まで続けました。

我が家の中学受験のキーワードは「朝勉強」と言っても過言ではないくらい、母子二人で、朝、頑張りました。

朝に勉強する事が、息子の生活サイクルにはとてもマッチしたようです。

 

中学受験といえば、塾が夜遅くまである事もあって、どうしても夜に勉強するものだというイメージがあるかと思います。

けれど、夜に強い子もいれば朝に強い子もいるのです。

「一日のどの時間にどの勉強を入れていくのか」ってすごく大事だなと感じています。

 

中学校で受験するか高校で受験するかどっちがいい??

我が家が、中学受験の勉強を始めたのは、小三の二月です。

至極一般的です。

 

一番初めのきっかけは、息子が学校のお友達から、「じゅけん」というワードを聞いてきたところから始まります。

息子「お母さん、じゅけんてなに??」

母「学校に行くための、試験を受けるんだよ。中学校に行くための試験受けるか、高校に行くための試験受けるかどっちかなんだよ」

息子 数日後

「試験受けるなら早い方がいいから、僕中学受験しようかな〜」

とこんな感じがきっかけでした。

 

前の記事にも書きましたが、息子は赤ちゃんの頃から、繊細な気質で、集団行動も苦手だったので、お友達との関係など、つまづくことが多かったです。

後述できたらしようと思いますが、小三の頃もお友達トラブルに巻き込まれ、親子でとても辛い時間を過ごしました。

 

ですので、母としては、繊細な息子に合った学校を受験した方が良いのかな、と漠然と考えていたので、息子の方から興味を持ってくれた事はとても良かったです。

 

中学受験となれば、塾に通うのが一般的でしょうが、我が家はひとまず、Z会から始めることにしました。

理由としては、息子が塾に通いたくないと言ったこと、私自身が中学受験塾にあまり良いイメージがなかった事が主な理由です。

ひとまずZ会を始めてみて様子を見ることにしました。

それまでは、塾には一切通っておらず、学校の勉強しかしていなかったので、息子の学力のポテンシャルがどんなものなのか、よく分かっていませんでした。

学校のテストでは、問題ないけれど、中学受験に太刀打ちできるのか??全く未知数でした。

 

 

 

 

 

初めまして

2024年に中学受験を終えた息子との、三年間について記録として残していこうと思います。

 

自己紹介から始めますね。

 

私→中学受験経験あり。全く勉強せず、ずーっとぼんやり過ごしていたので、本命校に合格できず、公立中学に進学。

この不合格の絶望から、一年発起で勉強し、高校でリベンジを果たす。

高校は、軍隊のような進学校に入学したので、またもやる気を失ってしまい、大学受験では、またも本命校に合格できず、、。一浪の末、国立理系大学に進学。その後大学院に進学。勉強に関しては紆余曲折あったのですが、基本的に勉強は嫌いではない。

 

夫→田舎出身のため、中・高共に公立学校から、現役で国立大学に進学。

 

息子→繊細な気質の持ち主。保育園時代から保育園大嫌いで、5年間泣きながら登園していた。小学校も、基本的には嫌い。中学受験は、知っている人のいない学校に行きたいからと本人の強い希望のもと、受験生活が始まった。

 

次回は、息子の中学受験の始まりから書いていきたいと思います。

 

では。